JAFから2つの興味深いテスト動画が公開されています。雪道におけるタイヤ違いによる差を登坂と旋回で行っています。いずれも2017年2月、北海道士別 交通科学総合研究所の専用コースを使用しテストをしています。
まずはタイヤ違いによる登坂テスト、FFコンパクトカーを使用して圧雪路の坂道(勾配12%及び20%)を上れるか、6種類で検証しています。
①ノーマルタイヤ
②スタッドレスタイヤ
③オールシーズンタイヤ
④ノーマルタイヤ+チェーン
⑤ノーマルタイヤ+オートソック
⑥ノーマルタイヤ+スプレーチェーン
結果は興味深い。ノーマルタイヤは登坂テスト全てにおいてだめです。これ当然かと。一方スタッドレスタイヤは、平坦路から発進し勾配20%の雪道を上るテストで唯一上ることが可能でした。
しかし、坂道の途中から発進した場合にはスリップしてだめ。また勾配9%のアイスバーンでも同様に上れません。
もうひとつ、雪道における旋回テスト。登坂テスト同様にFFコンパクトカーを使用し、圧雪路の円周コース(半径20m)を15km/hから周回し、速度を5km/hずつ上げカーブに沿って曲がれるか、車の挙動を4種類のタイヤで検証しています。
①ノーマルタイヤ
②スタッドレスタイヤ
③オールシーズンタイヤ
④ノーマルタイヤ+チェーン
スタッドレスタイヤは、40km/hまでパイロンから極端に離れずに安定しています。一方ノーマルタイヤは、30km/hでパイロンに沿って走ることが出来ず、大きく走行ラインが膨らみました。