ミシュラン PILOT SPORTの高性能をスポーツで展開

 ミシュランのスポーツカテゴリーブランドが「PILOT SPORT(パイロット スポーツ)」、最新の既存ラインアップは「PILOT SPORT 4S」と「PILOT SPORT 4」へ集約。メーカーでは「Pilot Super Sport」、「Pilot Sport 3」、「Pilot Sport ps2」あたりまで一応扱う。しかしながら実質上記2つに組み入れられるかと。

 しかしながら、「PILOT SPORT 4」の後継となる「PILOT SPORT 5」が2022年3月に登場! レースで培われたテクノロジーを採用し優れた応答性と操作性を実現する最新モデルです。

PILOT SPORT 4シリーズから新たな展開へ

 ストリートでのダイレクト感を追求したのが「PILOT SPORT 4」、それと正にプレミアムとなる製品が「PILOT SPORT 4S」です。2020年は基本2路線で独自主張を展開します。

 いずれもハイレベルさには歓迎。ただ3タイプ(ピュア・プレミアム・ストリート)の囲い込みによる施策に拘らないのは独自性、と言いつつも国内メーカーだけのガラパゴスでは寂しい。

 国内メーカーが拘るドライグリップ強化によるサーキットでのラップタイム向上、実際は「PILOT SPORT CUP 2」というサーキットで超高速コーナリングを叶える、公道も走れるサーキットタイヤを謳う製品が存在します。いわゆるドライグリップの極みですね。

 17 ~ 21インチ、45 ~ 30扁平、そしてメーカー承認サイズ(ポルシェ、フェラーリ、アウディ、ベンツ‥)を整える展開は圧巻。しかしながらこれをドライグリップの括り、そうピュアスポーツとは呼び難い。

 使用の主戦場は飽くまでもサーキット。公道はサーキット走行後に履き替えたりせずに家まで帰れるといった程度。雨の日も気を付ければ帰れます、のウェットグリップ性能だという。

 国内メーカーとグッドイヤーが展開するスポーツ系には、競技で勝つために限られた1サイズのみラインアップするレーシングスポーツと、サーキット中~上級者向けとされるリアルスポーツも存在します。もちろんいずれも一般道の走行可能です。

 具体的に。レーシングスポーツは「TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race」に装着可能というレギュレーションに合わせたタイヤ。しかもプロフェッショナルシリーズです。グリップは最高。ただレースに特化した性能であるために非常に扱いづらいピーキーな特性なのだという。

 一方リアルスポーツは、乗り心地に関してならピュアスポーツと同レベルながら、サーキットではピュアスポーツを凌ぐ特性。中~上級者が満足できるグリップ性能と、安心して攻め込めるハンドリング性能を追求。「TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race」のクラブマンシリーズ承認製品が主なものですね。

 この2つは一般化、いわゆる当サイトが括る枠を超えると考えます。ピュアスポーツを越えサーキット志向のハイスペックとして性能が飛び過ぎている、ということ。従って掲載は除外しています。「PILOT SPORT CUP 2」はここに該当。

 という点を鑑み2製品展開で主張を受け入れようかと。数の拡大は歓迎、ただ一方で差別化が求められます。そこが余りにも曖昧や解離しているとユーザーにとっては迷いが大きくなります。

 ただどうだろうも? 「PILOT SPORT 4S」は「Pilot Super Sport」を上回るプレミアム性能を謳います。名称だけなら「PILOT SPORT 4」の新たな新製品? とも取れる訳です。ここが唯一紛らわしい。

 それでも「PILOT SPORT 4S」、実はサーキット走行にも対応可能。ミシュランが示す性能指針はドライグリップの高さ、それによるスポーツ性に高い自信を示します。サーキット走行を楽しみたい時に対応出来る性能を有している、と言っています。他のプレミアムスポーツとは一線を画すのかな‥

 そして2022年3月に登場したのが「PILOT SPORT 5」です。過去を踏襲するも、スポーツ低燃費タイヤとしてユーザーの求める走る愉しさから、見た目の満足感に至るまで、スポーツ性能領域を最大化しています。「PILOT SPORT 4S」とは更なる差別化が進んだような‥

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