先般日記で報告したけれど、日曜日(2021年6月20日)にはスーパーフォーミュラの観戦でSUGOへ、過日2021年3月20日はスーパー耐久シリーズ開幕戦でツインリンクもてぎへ。20数年の時を経てレース大好き親父が完全復活です。
1987年? 富士スピードウェイ
最初のレース観戦は学生時代、余りにも昔なので記憶曖昧ですが確か富士スピードウェイで開催されたGC(グランチャンピオンレース)だったかと。1985年前後です。
GCはグラチャンと呼ばれ富士だけで開催されたレースカテゴリー。(1988年にはSUGOと鈴鹿でも開催されシリーズに変更も1989年に休止)F2の型落ちシャシーにムーンクラフト 由良拓也氏デザインのボディーを載せる、タイヤを覆い可能な限り空気抵抗を減らす正に空力マシンでした。
GCカー(前:星野選手、後:鈴木亜久里選手)
参戦ドライバーは当時F2トップレベルの中島悟、星野一義、ジェフ・リース、松本恵二、長谷見昌弘、高橋国光、和田孝夫、鈴木亜久里‥などの各選手。今や皆さんもう爺さんに近いかな、失礼。というのもあって超人気カテゴリーでした。
ただそれと裏腹に暴走族問題も。開催日にはGCを真似た改造車で東名道や中央道、サーキット周辺に集まり社会問題になりました。レースのイメージを物凄く低下させ、レース=暴走族 という見方が強まった時かと。
気の弱い私は遠目に冷ややかな視線を向けていましたけどね‥ 心の中でお前ら邪魔、と!!
で、クルマを持っていない貧乏学生の私、サーキットへはレース専門誌 AUTOSPORT が募集していたバスツアーを利用。入場券とバス代込みで貧乏学生でも何とか出せる金額でした。日曜日の早朝6時ごろ渋谷の東邦生命ビル前に集合、いま渋谷クロスタワーに名称変更されたようですね。そこです。
東名道で向かう途中に族車に出会います。今思えば彼らも相当早起き。ナンバーは多くが北関東だったような‥ その後GCは諸々変遷あって1989年に休止されました。
この最初のレースで独特の音と匂いの魅力に引き込まれ、その後SUGO、筑波、鈴鹿まで観戦の為に足を延ばしました。
1987年 鈴鹿ビッグ2&4(最終コーナーからホームストレート)
鈴鹿の観戦はビッグ2&4、そう2輪と4輪の同時開催しかも開幕戦。国内のレースにおける2輪と4輪のトップドライバー、ライダーが全て終結する凄いレース。この年、F1開催に向け大改修を行っていたかと。1987年でした。
2輪、2コーナーからS字へ
また1987年は、日本人F1レギュラードライバーとしてロータスから中嶋悟選手が参戦することになります。チームのエースドライバーはアイルトン・セナ、モータースポーツ人気が最大期だったので今では想像出来ないほど注目度が高かった。
フジテレビが地上波で全戦中継を行う切っ掛けにもなりました。日本GPの視聴率は20%を超え、深夜帯の放送も10%近い視聴率だったというからその人気が理解出来るかと。
で、話題性、取り上げられ方からすると、今シーズンより参戦する角田選手など比較にならないほどでした。本来レースなど関係ないTV番組や雑誌なども挙ってという状況。角田選手も小林可夢偉選手以来7年ぶりの日本人F1ドライバー誕生で、レース好きの人にとっては大ニュース、ただ世間でどれほどその事実が知られているかは疑問です。マニアックな層しか知らない空気感あるのでは。
そんなことはどうでもいい、どうせなら直に角田選手のレースを観たい。マニアックな私を刺激したのがDAZNです。戦略上手過ぎ。まんまと乗せられフリー走行から予選、本戦と観っぱなし。水曜日にも放映されるWednesdayナントカまで観ています。ということでDAZNのF1視聴を切っ掛けに完全に目覚めました。
ただここに来て非常に残念で悲しいことが。角田選手の戦績が振るわない、しかもクラッシュが多い、更にはレース中の無線内容に対しネット上では罵詈雑言が酷い。当初のウェルカム、大歓迎、歓喜だった人達が変貌する姿に驚く。あるレース関係者がヘイト、と言っていたけれど正にその通り。
21歳の若者、しかもルーキーとは言え世界で20人しかいないトップドライバーの1人です。言わばプロ中のプロ。従って結果や言動に対する責任は彼自身が受け入れるでしょう。それでいいのでは。いくらヘイトで責め立てても結果が良くなることはありません。
というスタンスで常に応援しています。失敗してもクビになっても、とにかく自身が全力で頑張り後悔しないならそれでいい。実は我が息子と同じ歳、だからという訳ではありませんが‥
もうひとつ面白いデータを見つけました。F1-Gate.comに掲載されていたのだけれど、2021年のF1に参戦する20名のドライバー推定年俸です。1位ハミルトン(約31億円)、2位フェルスタッペン(約26億円)、3位アロンソ(約21億円)‥ で角田選手は20位で(約5,200万円)。19位のラッセル(約1億450万円)なのでダントツのビリ。詳しくはここからどうぞ。
掲載した写真は一番上を除き当時(35年位前)のもの、探したら残っていたのでスキャンしてアップ。時代を感じます。沢山あるので機会を見てまた載せます。