スタッドレスタイヤとチェーンはどちらを選ぶ、という迷いにどうする? それぞれにプラスとマイナスがあり、シーンによって使い分けるべきでは。ただ市場の注目はスタッドレスが圧倒的、もしチェーンがそうならタイヤメーカーはもっと積極的になるでしょうから。
タイヤメーカーの考えは?
国内ではフェードアウトになったようだけれど、ミシュランが一時露出したテキスタイルタイプのチェーン、厳密にはタイヤカバーの括りです。アラミドファイバーを含む複合繊維を素材としたもの。トレッド面には約150個の金属リングを採用したもの。
装着作業は他の布製タイヤカバーとほぼ同じ、言うなれば非金属と金属の中間レベルと受け止めました。国内に登場した時はセンセーショナル、しかしミシュランとの云々など難しい面があったのかな。数年発売し残念ながらフェードアウト。非常に評判良かっただけに残念。
というように、向上的可能性あればタイヤメーカーも静観ではないはず。ホイールがそう、絶対参戦します。それが現状は無いですね。
結論は?
結局どっちよ? 結論から言えば、まずスタッドレスタイヤをおすすめしたい。
イザという時の降雪にもそのままで走行可能です。最新は相当高性能だし。マイナスは高価なこと。そしてタイヤ交換の際には相応手間が、使用しない時には保管場所が必要など。
一方チェーンはアイスとスノー、特に深雪ではスタッドレスタイヤよりも大きな効果を発揮します。比較すれば安価、使用しない場合はトランクに収納可能。マイナスはその都度着脱が必要なこと。これが最も厄介です。
それぞれにプラス・マイナスありますが更に状況は変化しています。2018年から施行された新たなチェーン規制は、対象ルートで一定条件に合致した時発令されます。この場合、スタッドレスを履いていてもチェーン装着が必須です。
ということで、スタッドレスを装着するもチェーンは備えておきたい。スタッドレス+チェーン=完全。規制以外でも最大ピンチならこの可能性を求めたい。
これまで冬シーズンはスタッドレスとチェーンの選択が主だったけれど、そこに今度はオールシーズン、更には海外メジャーで一線が引かれるウインタータイヤも参戦します。選択では更なる迷いあるかも。