2021年シーズン アジアンタイヤは更に飛躍する!

 アジアンタイヤ、2021年シーズンから半端に延命して来たFEDERAL、NEXEN、KENDA、そしてHankookやKUMHOを掲載外にしました。これに代わる新たな取り組みは既存メーカー(ブランド)によるスポーツラインアップの更なる充実、そして世界的人気のSUVに対して強化を図ります。

 スポーツはアジアンタイヤにとっての生命線。絶対的な評価を獲得し、またカテゴリー横断によるフォローの多角化に重要な役割を果たしています。更なる強化で絶対性を固定化し多勢となる興味へ繋げたい。

 現状製品ラインアップは多彩です。コンペティションレベルから少しばかり物足りなさを感じるモノまで、まぁ言い換えればピンキリ。ただメジャーにおいても同様のあり方が見られます。従いピュア、プレミアム、スポーツの3つに区分けし差別化を。

 現状アジアンタイヤにおいては製品の絶対数から一緒くたにしています。将来的には区分け、実現したいですね。

 そんなスポーツにある意味傾倒し、2021年はシーズンを通し掲載数の拡大に励むつもりです。直近ではDAVANTIが新たに投入した「PROTOURA SPORT」や、コンセプトをメジャーにおけるプレミアムスポーツへ向けたRADAR「Rivera SPORT」などを新たに掲載。MOMOやNEUTONも拡大への道筋を探ります。

 これ同様と言っていいか迷うけれどNANKANG「NS-2」、「ATR SPORT」「ATR SPORT2」、Pinso Tyres「PS-91」などに近い性能と受けとめています。

 またメーカー別ではNITTOへの注目が目を引きます。本来の性能特性を鑑みるとメジャーメーカーとしての扱いが妥当。しかも斬新なデザインからトーヨーとの差別化を果たし棲み分けも出来ている、と思います。

 それでもここへ括るのは過去オートウェイによる扱いからの継続と、一癖もある製品はアジアンタイヤがフィットする、そうメジャーに埋もれる勿体なさからの脱却です。活かすには現状の扱いがベストかと。それを牽引する製品は「NT555 G2」です。

 一方SUVは、世界的車種人気でアジアンタイヤに対する積極性も見逃すことが出来ません。オンロード用SUVに限らず、4×4オフロードにおいても投入される製品は年々増すばかり。

 まず注目したのはRADARです。「RENEGADE」シリーズとしてオン・オフ対応のA/Tは「RENEGADE AT-5」、「RENEGADE R/T+」は新しいジャンルR/Tを主張、そしてオフロード用M/Tは「RENEGADE R7 M/T」が配置されます。RADARはBaja500等の過酷なデザートレースで実績を誇り、そこで培った最先端の技術を流用しているというから期待大きい。

 他にもNANKANG「AT-5」やDAVANTI「TERRATOURA A/T」などを既存にプラス、カテゴリーの充実に貢献します。

 一般的に大口径サイズは高価なのが難点です。そこでアジアンSUVへ注目すればハードルがずっと下がるはず。メジャーとは異なるコストパフォーマンスが焦点となるのは間違いない、と思います。

 2021年シーズン、アジアンタイヤは可能性をまだまだ秘めており発掘の意欲を高めています。

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