2024年4月のタイヤ等販売動向を発表

 GfK Japanは、2024年4月のタイヤ、エンジンオイル、自動車用バッテリーの販売速報を発表しました。全国のカー用品店、タイヤ専門店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットの販売実績データ等を元に市場規模相当に拡大推計したものです。

 ここではタイヤに限定してお伝えします。

 2024年4月のタイヤ販売は前年比3%増と微増です。店頭は2%増、インターネットは5%増。夏タイヤは本数前年比7%増で、4月に入り履き替えが一気に進みました。

 タイヤ全体の金額前年比は2%増で推移。店頭では4%増に対し、インターネットでは1%減と前年を僅かに下回りました。

 タイヤ全体の税抜き平均価格は10,455円。前年同月から1%下落です。店頭では2%上昇に対し、インターネットは6%下落となりました。

・販売本数前年比 +3%
・販売金額前年比 +2%
・税抜き平均価格 -1%

 4月需要も相まって前年比増は良い感じ。値上げのアナウンスが一段落し、また季節の取り込みも効果として大きいのでは。

 しかしながら、インターネット販売の下落は気になるところです。より高価な製品は店頭へ向いているということかな。購入に対する意識の変化があるのか、今後も継続的な興味として記録しておきたい。

 タイヤ全体の税抜き平均価格は10,455円なり。これに拘ってみるとカテゴリーはスタンダード、しかも軽カーサイズが多数と受け止めます。タイヤ販売を押し上げているのはこの層ということに。

 ザックリな面もあるのでニュアンスに留まるも、店頭そしてインターネットのルートでも差異があると思います。現状、高価=店頭、安価=インターネットの構図が描けるかと。

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