スタッドレスタイヤとは? を改めて定義してみましょう。ポイントは、冬専用、コンパウンド(ゴムの柔らかさ)、アイス路と雪路、そして非降雪地域です。
スタッドレスは過酷な冬道でも滑りを抑え、安定した走行を実現する冬専用タイヤです。柔らかいゴム等による性能特性はアイス路、そして雪路でグリップ効果を発揮します。近年は転がり抵抗低減による低燃費、そして摩耗抑制からライフ性能が向上しています。ドライ路面での快適性は大したもの。従って首都圏など非降雪地域でも装着が推奨されています。
ただ非降雪地域ではオールシーズンの存在を意識しないといけません。低燃費、ロングライフ、ドライでの快適性などは重なるところ。そこで降雪地域へ向けた特性を強調することが最適だと思います。
ところが今シーズン投入されたダンロップ「SYNCHRO WEATHER」は、この線引きを悩ませる主張を展開します。注目の氷上性能がスタッドレス「WINTER MAXX 02」に対し2ポイントの指数低下に抑えられているという。
それでも突き詰めれば冬専用タイヤはスタッドレスの主張、そうアイス路そして雪路では揺るがないかと。