2024年5月のタイヤ等販売動向を発表

 GfK Japanは、2024年5月のタイヤ、エンジンオイル、自動車用バッテリーの販売速報を発表しました。全国のカー用品店、タイヤ専門店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットの販売実績データ等を元に市場規模相当に拡大推計したものです。

 ここではタイヤに限定してお伝えします。

 2024年5月のタイヤ販売は本数前年比7%増です。店頭は4%増、インターネットは11%増。夏タイヤは本数前年比10%増で、165/65R14では同30%増、185/60R15では同15%増に達しました。

 タイヤ全体の税抜き平均価格は11,021円と前年同月から2%上昇。店頭では2%、インターネットでは3%上昇です。この結果、タイヤ全体の金額前年比は9%増となり、店頭では6%増、インターネットでは15%増になりました。

・販売本数前年比 +7%
・販売金額前年比 +9%
・税抜き平均価格 +2%

 4月実績ではインターネット販売の下落について触れました。一転5月は大幅な伸びに転じています。月による販売経路の変化は気になるところです。サイズによるよころが大きいかも。165/65R14、185/60R15の増加はそれを物語っているかと。

 タイヤ全体の税抜き平均価格はやはりサイズに裏打ちされたものかと。ただ若干ですが4月よりも上がっています。それでもカテゴリーはスタンダード、この位置付けは不変かと。

 現状、高価=店頭、安価=インターネットの構図が描けるかと。期待としてはインターネット販売の更なる増加、しかも上位カテゴリーに期待を寄せたいと思います。

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