転がり抵抗低減のみではなくトータル性がタイヤに関するエコの本質と考えます。またエコタイヤと低燃費タイヤも線引きをしないといけません。どちらでもいい、ごちゃまぜで曖昧なものが見られるけれどそうでは決してありません。
エコタイヤはメーカーにより自発的にエコを唱えたものです。環境に優しい、低燃費が期待出来る、という主張が注目されました。しかし、根拠がメーカーによりバラバラ。極端な話、エコです! とアナウンスすればエコタイヤとして括られてしまうなど曖昧さが混乱を招く要因となりました。
対して低燃費タイヤは法的拘束力は持たず、飽くまでもJATMA(一般社団法人 日本自動車タイヤ協会)が主導するタイヤ業界の自主基準に留めるも、そこには明確な指針が示されています。
それを満たすことが低燃費タイヤを名乗る条件であり厳密性が存在します。曖昧ではよろしくありません。
またタイヤの騒音規定についても、2023年1月から自主的な取り組みとして開始されています。一定の車外騒音基準値を満たす製品を低車外音タイヤとして表示制度を定めています。
低燃費タイヤ等に関するガイドラインの制定で、それまでのエコタイヤからより公平な性能要件により低燃費タイヤが出現した訳です。普及が進む中で今更エコタイヤではないけれど、エコ=低燃費、とだけ括ることは半端でしかありません。
低燃費タイヤは2010年1月から導入され、2024年は15シーズン目を迎え進化が進みます。世代で表すと第5世代まで到達したと考えられます。なお2018年には販売店等で売られるタイヤの80.7%が低燃費タイヤだったという‥
エコタイヤ性能比較(低燃費タイヤ) 転がり抵抗係数とウェットグリップ性能
エコタイヤ性能比較としながらも、掲載するのは低燃費タイヤに限定したもの。各製品の転がり抵抗係数とウェットグリップ性能のグレーディン…
エコ~低燃費タイヤへの変遷
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