当サイトのページランキングを、タイヤの興味に置き換えています。そこで今回、「性能比較」コンテンツへ注目。するとカテゴリーとして、プレミアムコンフォートが常にトップレベルに位置しています。
プレミアムコンフォートの2024年シーズンは、新製品となるブリヂストン「REGNO GR-XⅢ」とヨコハマ「ADVAN dB V553」が、ランキング内でいずれも高い露出を果たします。他にはミシュラン「PRIMACY 4+」とダンロップ「VEURO VE304」も追随し、これらによってカテゴリー全体をも牽引する姿勢は頼もしさを感じるほどです。
プレミアムコンフォートは、極上の静粛性と最上級の乗り心などが特徴です。低燃費タイヤ初期段階ではそれまでの路線を継承していた印象ながら、全体の流れを鑑み新たな道筋が作られて行ったかと。
ラベリング制度のグレーディングは高位レベルが示されず、ほぼほぼスタンダード同位に終始しています。しかしながら、グレーディング追求をそこそこに抑えることで、静粛性と乗り心地、更には運動性能を高度に引き上げるバランスが優先されました。これによりプレミアムカーを満足させる性能レベルを実現します。
ブランド展開はメーカーにより2つに大別されます。専用展開されるのがブリヂストン「REGNO」、ダンロップ「VEURO」、ミシュラン「PRIMACY」、コンチネンタル「PremiumContact」など。
対して共用展開は、ヨコハマ「ADVAN」、トーヨー「PROXES」、グッドイヤー「E-GRIP」「EAGLE」、ピレリ「Cinturato」など。
専用ブランドはユーザー視点が明確です。一方共用はこれを含みより多くのカテゴリーをフォローアップする位置付けになります。タイヤは明確な主張が評価レベルを高めます。その点からは、やはり専用ブランドへの拘りを理想としたいところですが、必ずしもそれが全てとは言い難い‥ ヨコハマ「ADVAN dB V553」の例がありますから。
いずれにしても、プレミアムコンフォートはタイヤの拘りを強く感じる印象です。追及項目は多岐に渡るも、全てにおいて高度に応える姿勢を示します。プレミアムカーのみに捉われず、ミドルカーそして軽カーまでを範疇に加えるのが近年の傾向です。
カテゴリー全体を牽引するのは、こんなところからも感じることが可能です。ネックとなるのは価格。この点に収まりがつくようなら、是非とも受け入れたいところです。