スタッドレスタイヤでも新製品への注目は非常に高いです。従って2023-2024年シーズンの予測でもしてみようかと。通常4年周期の考え方をベースにすればそろそろの製品が見られます。それらをザックリながら触れてみましょう。
乗用車用
コンチネンタル VikingContact 7 発売:2018年9月
コンチネンタル NorthContact NC6 発売:2019年9月
ミニバン
トーヨー Winter TRANPATH TX 発売:2017年8月
SUV/4×4
ブリヂストン BLIZZAK DM-V3 発売:2019年8月
ヨコハマ iceGUARD SUV G075 発売:2016年9月
グッドイヤー ICE NAVI SUV 発売:2014年8月
相応存在しますが、ミニバン/SUV/4×4が多い印象。しかも4年はとうに越え、発売から10年近い経過の製品も存在します。車種人気とは裏腹にこの辺り専用としては如何なものか?
これにはメーカーの意向が大きく働いていると思います。そう乗用車用にミニバンは勿論、SUV/4×4も含んだ展開が徐々に拡大されつつあります。一時のキッチリ区分けされた専用性はトーンダウン。
要は乗用車用にこれら(ミニバン/SUV/4×4)を含んだ展開を、果たす役割として持たせています。サイズによってパターンを若干変更、剛性の違いなど対象車種への最適化を図っています。サイズ設定は優に100越えで、トータルパフォーマンスの主張を強調します。
実は昨シーズン、2022-2023年向けの新製品はピレリ「ICE ZERO ASIMMETRICO」だけです。日本向けを謳い、従来品「ICE ASIMMETRICO」同様に注目の高さを獲得しました。特徴としてコンパクトからミニバン、SUVまでのフォローを実現しており、ピレリが打ち出す継続した施策です。
ということで、敢えて分け隔てすることはなく、1つの製品を全ての車種に最適化し対応性を高めるのが現在の主流です。メーカーによる製造ロスは軽減できるでしょうが、果たしてユーザーの反応はどうかな? 必ずしもそれがいいとは言い切れないところもあり、正直難しい判断では‥