フランスのタイヤメーカーであるミシュランが、1974年にクルマ用タイヤとして速度カテゴリーZR対応製品を初めて製造しました。ZRは最高速度240km/h以上に耐えられることを意味します。これ速度カテゴリーに括られ、現在表示される速度記号より前に使われていました。(現在も表示はあり)
速度カテゴリーは旧規格だという‥
現在のサイズ表記にはタイヤ幅、偏平率、リム径、ロードインデックス、速度記号の5つの要素が含まれています。 速度記号は、タイヤが規定の条件下で走行できる最高速度を表すアルファベットです。
一例として、225/40R18と225/40ZR18の違いは? 要はRとZRの違いは‥ ということ。225/40R18のRはラジアルタイヤの意味です。そのRにZが付いた225/40ZR18は意味が異なります。
ZRが付いたタイヤにはLI(ロードインデックス)と速度記号の表示がありません。それはZが速度カテゴリーを意味しており、通常の速度記号が最高速度〇〇Km/hまでなのに対し、ZRは最高速度240Km/h以上を示しています。
ZRを発売した当時は、それ以上高性能なタイヤを製造しないという意味合いから240Km/h以上とし、LIも表示しなくてもよいルールでした。しかしその後のタイヤ開発で、今ではWやYの速度記号が使われるようになっています。
まとめると、ZRは速度カテゴリー。この場合、240Km/h以上に耐えられるということ。現在それ以外にWやYなどの速度記号もあります。Wは270km/hまで、Yは300km/hまでの最高速度に対応しています。
なお最高速度300km/h超の場合は、速度カテゴリーZRに加えてLI(ロードインデックス)及び速度記号Yを括弧書きに表示します。(例)245/40ZR19(94Y) 因みに速度カテゴリーにはSR(180Km/h)、HR(210Km/h)なども‥
重要な点として、速度記号はクルマの最高速度に合わせて選択する必要があります。最高速度を超える走行はタイヤに負担をかけるだけでなく、安全性にも悪影響を及ぼす可能性があります。従って適切な速度記号の製品を選択することが大切です。
ん‥ もう少し詳細を見出したいような。折を見て追記しようと思いますが‥