NITTO(ニットー)タイヤは当サイトでも注目の高さを誇ります。アジアンタイヤに括る事に張本人の私さえ躊躇した当初、しかしなが現状はその一角として完全認知に至ります。トーヨーの輸出用ブランドとして信頼性の高さが後押しになったかと。
NITTOは日東が由来。しかし、業績不振によってトーヨーに吸収。ブランドの棲み分けからNITTOは北米を中心とした輸出用として新たな任務を背負います。ただ元来、北米での認知は高かった。
当時、アメリカ西海岸の若者を中心にドラッグレースが人気。車種はホンダ「シビック」などの日本車が重宝されていました。しかしそれに見合う適正タイヤが見出せず彼らは難儀していたという。この状況に着目したのが当時のNITTO USA。
彼らの要求に応えるタイヤを開発し積極的に売り込んだ。これが切っ掛け、俺らを応援してくれるタイヤメーカーという噂が広まり、コアなファンに受け入れられた訳です。ただニッチな市場であることは間違いない。それでも躊躇することなく製品展開の方向性を転換、彼らへのフォローを強化しました。
その結果、コアなファンが固定化しカスタマイズの定番ならNITTOでしょ、という見方が確立されました。現在、世界で開催されるカスタマイズショーの装着タイヤとして確固たる地位を獲得しています。
因みにアメリカで開催されるカスタマイズの祭典 SEMA SHOW では、1,000台以上の車両が展示されるなか、NITTOそしてトーヨーも含めるとタイヤ装着率は最も多い、という実績を残しています。過去なので‥ ただ恐らく今もその流れだと思いたい。
また先の東京オートサロンでは、700台以上ものカスタムカーが展示される中、NITTOはその1割超の80台を超える装着があったとう報告も見られます。
大口径サイズをラインアップし、独創的なデザインであるアート・オブ・タイヤの主張がカスタムカーの装着にジャストフィット。
更に近年のSUV/4×4オフロード人気の高まりにも対応、A/T・M/Tを積極投入する「GRAPPLER」シリーズは新たなカスタマイズの要求に応えます。
ということで、NITTOの特徴を国内でも享受、ニッチな層を超えアジアンタイヤにおける選択肢のひとつとして受け入れが進みます。ただ注目度は実用性優先、「NT555 G2」がその筆頭に挙げられます。