ヨコハマでは、「FORMULA DRIFTR JAPAN(以下FDJ)」の2部リーグとして2021年から開催される「FDJ2」に「ADVAN NEOVA AD08R」をワンメイク供給するという。サイズは 235/40R17、255/40R17、235/40R18、255/35R18、265/35R18の計5サイズ。但し、競技専用タイヤとなる為に一般市販品とは異なるよう。パターンには違いが見出せなにのでコンパウンドが異なるというかとかな‥
今回発足する「FDJ2」は6月12日、13日の開幕戦を皮切りに全6戦が開催され、シリーズランキング上位10名には来シーズンの「FDJ」への出場権が与えられます。
「FDJ2」では国内のドリフト競技で初めてワンメイクタイヤを選定、高いグリップ性能とコントロール性から「ADVAN NEOVA AD08R」が指名されたとしています。
ドルフトの発祥は日本です。その最高峰レースが「D1」になります。一方「FDJ」は2014年発足した日本国内のシリーズ戦。「D1」の影響を受け2004年に米国でスタートした「FD」のインターナショナルシリーズ、要は逆輸入と言ってもいいかと。
ただ同じドリフトなので勝敗は採点によるもの。基本「走行ライン」、「角度」、「スタイル」など審査ポイントは似ていますが、「D1」は独自の機械採点システム「DOSS=ドス」を採用、対して「FDJ」は人によるジャッジ判定で行われます。
そして最大の違いは観客数、「FD」においては動員数10万人超えのビッグイベントとなったことも。エンターテイメントとモータースポーツの地位確立はやはりアメリカには及ばない。因みにコロナ禍前、「D1」2018年東京お台場特設会場のTOKYO DRIFT公式入場者数は29,269名 (2日間合計)とある。場所により8,000~6,000人など。
何が言いたいのかというと、今回のヨコハマによるワンメイク参戦はウェルカム。そして「D1」へも更なるメジャーメーカーの復活を望みたい。
「D1」が最も盛り上がったのは2009年前後だったかと。市販のストリート用、愛車に装着し一般道からサーキットまでフォローするスポーツ、いわゆるピュアスポーツが選定。国内メーカーにプラス、グッドイヤーのメジャーが積極参戦していた頃でした。
2016年頃から使用タイヤのあり方に変化が生じそれは決定的に。一般の市販が装着条件であった従来から、市販と言えどもいわゆるSタイヤにも準ずる性能へ向かいます。これにはアジアンタイヤの絡みが大きく影響したかと。そしてメジャーの撤退が顕著に。
ということでドリフトを盛り上げる意味でもタイヤの存在は非常に重要です。以下、それについて書いた参考の記事、更に「FD」のタイヤレギュレーションもリンクしておきます。