ブリヂストンデータが2018年版に更新されたのが4月26日付け、そして9月20日付けでまた更新されました。興味深いのは 世界のタイヤ市場シェア(売上高ベース)でしょう。前回は2016年実績でしたが、今回2017年実績へ。そう最新のデータになった訳です。
データの出典はタイヤビジネス誌、2017の世界シェアをメーカー別にランクしたもの。世界シェアの公表は他にもあるけれど、当サイトはこのブリヂストンデータに記載される数値を参考にしています。以下シェアランキングです。
【2017年】
1、ブリヂストン 14.5%
2、ミシュラン 14.0%
3、グッドイヤー 8.5%
4、コンチネンタル 6.7%
5、住友ゴム 4.0%
6、ピレリ 3.6%
7、ハンコック 3.3%
8、横浜ゴム 2.9%
9、正新 2.4%
10、中策ゴム 2.2%
11、ジーティー 2.0%
12、東洋ゴム 1.7%
12、クーパー 1.7%
14、クムホ 1.5%
15、その他 31.0%
住友ゴムがトップ5入り! 一方これまで5位キープのピレリが6位にダウンです。住友ゴムにとってはグッドイヤーとの提携解消が好機になった、と言えそう。それまでの足枷が無くなり世界規模で積極展開に。ファルケンの貢献も相応の効果を生んでいるかと。気になるのは15位のその他です。2016年は29.0%であったものが今回2%もアップし31.0%へ。新興国、いわゆるアジアンタイヤメーカーなどの躍進では。
世界3大メーカー、ビック3(ブリヂストン、ミシュラン、グッドイヤー)の合計は圧倒的なシェアを誇っていますが、この15年で約20%近くも減少。今回も微減です。その分はアジアンタイヤなどへ流れています。以下ビック3の推移です。
2000年 56.8%
・
2005年 53.2%
・
2010年 42.1%
2011年 40.7%
2012年 39.4%
2013年 37.7%
2014年 37.3%
2015年 38.0%
2016年 37.6%
2017年 37.0%