東京オートサロン2018 オートウェイのメインはNEUTON

 アジアンタイヤを主とするオートウェイは2年連続の出展です。昨年2017年はNANKANG、ATR RADIAL、HIFLYの3ブランドに絞り込んだ展開でした。そして2018年はプラスして、ZEETEX、RADARP、MOMO、MAXREKを展示、更に新たなブランド NEUTON(ニュートン)もお披露目されました。

 タイヤだけじゃありません。ホイールも相応の品揃えでアピールします。この中にはAdvantiも含まれますが、実はNEUTONタイヤはAdvantiホイールを投入するシンガポールの YHIインターナショナル が発信元です。

 オートウェイによると2006年にブランドを構築、現在では80カ国以上で販売されているという。国内では2製品、スポーツの「NT5000」とコンフォートの「NT8000」が初期導入されています。

NEUTON「NT5000」

 「NT5000」は4本のストレートグルーブを備えたパターンが特徴。スポーツとしては既定路線のデザインで決して派手さは感じないけれど、シリカをコンパウンドに配しパフォーマンス向上を狙います。

NEUTON「NT5000」-オートウェイ

 NEUTON「NT8000」

 一方「NT8000」はコンフォート性能へ向かうので、パターンの繊細さが気になるところでは。採用するのは左右で異なる非対称パターンです。これによりトラクションを発揮しつつも静粛性と乗り心地の良さを訴えます。

NEUTON「NT8000」-オートウェイ

 NANKANG「AR-1」

 NEUTONが主と捉えるもその他製品も一応見ておきますか。NANKANGからはまず「AR-1」です。これどう見たってレーシング!

 NANKANG「NS-2R」

 次は「NS-2R」です。「AR-1」が投入されるまではラインアップの筆頭でした。ただ傾倒レベルがそこまで行っていない、という捉え方なので対象が広がる分興味はこちらが上です。

 NANKANG「NS-25」

 そして「NS-25」かな。NANKANGラインアップで充実するスポーツコンフォートの一角を担います。ただ「NS-20」、「AS-2+」との選択は非常に迷うのでは。いずれも性能両立に長けるのが特徴です。

 「ATR SPORT 123S」

 ATR RADIALからは「ATR SPORT 123S」でしょ。パターンの迫力は一線級、そして性能も注目です。プロドリフトの採用タイヤだしドライグリップに傾倒したら満足度高いのでは。

 ZEETEX「HP2000 vfm」

 ZEETEXもジックリ見てみましょ。国内ラインアップのフラッグシップは「HP2000 vfm」です。名称に添えられる vfm とは Value for Money のこと。価格に対し最大の価値を提供する、そう安価だけれど性能もいいよ。

 MOMO「OUTRUN M-3」

 MOMOは「OUTRUN M-3」へ。左右非対称トレッドパターンを採用し、静粛性に優れ偏摩耗の抑制を謳います。スポーツ走行への得意性を示すもポジショニングはコンフォート、程よい性能バランスを搭載したことになります。

 最後です。「ATR SPORT」のタワー? 平積が2箇所にありました。スペースが空いたのでこの辺に積んでおけ、ではないでしょ。基本設計の古さあるはずなのに改めて見るとそれを感じさせません。多くのアジアンタイヤを牽引する役割はまだまだ継続します。

 尚、NEUTONについては今後メインで性能比較表を構築します。より詳細にお伝えするつもりなので暫くお待ちを。

 そうそう、オートウェイのカタログが新しくなりました。博多華丸・大吉バージョンです。

東京オートサロン2018 タイヤに傾倒したレポートを伝えます
2018年1月12日~14日までの3日間で開催された東京オートサロン2018、私は例年通り中日の13日に行って来ました。ここ数年は…
東京オートサロン2018 ブリヂストンはPOTENZAの世界を更に強調
カスタムカーの祭典でブリヂストンが強調するのはやはりPOTENZAです。メインはリアルスポーツ「RE-71R」に熟成された「S00…
東京オートサロン2018 ヨコハマはADVAN、そしてBluEarthも
ヨコハマブースは基本ADVANです。「BluEarth-A」もあったけれど、やはりハイパフォーマンス・スポーツを強調したADVAN…
東京オートサロン2018 ダンロップは既存ラインアップが整列
ヨコハマの次に移動したのがダンロップ、そしたら丁度元F1ドライバーの中島悟氏がトークショーをしています。いろんなところに呼ばれてい…
東京オートサロン2018 トーヨーは本物の走りを支える世界観
トーヨーブースは気合が入っていました。展示車両は6台、スペース確保だけでもタイヤ関連としては相当なものでは。コンセプトは、臨場感と…
東京オートサロン2018 ファルケンはブランドイメージを表現
ファルケンブースはまた室屋選手の飛行機が目立っていました。今回のコンセプトは、 Avant-garde な活動を続けるファルケンの…
東京オートサロン2018 グッドイヤーはEfficientGripシリーズ
全体的に薄暗い演出を好む中で、グッドイヤーブースは白を基調にしており明るい印象を持ちました。清潔感が漂い見やすい、しかも写真を撮る…
東京オートサロン2018 NITTOはよりアメリカンを強調する
NITTOは「TRAIL GRAPPLER(トレイル グラップラー)」と「INVO(インヴォ)」によってアメリカンを強調。大口径サ…
タイトルとURLをコピーしました