この手のイベントに積極出展しているクムホタイヤ、今回も白を貴重としたブースでラインアップのアピールに精力的です。世界のタイヤ市場シェアは2014年に13位(1.8%)、これってトーヨーの14位(1.6%)を上回る。またヨコハマとは2014年に技術提携を締結し、2015年にはOEM供給に向け協議を開始したという。
日本国内へ投入するラインアップはスポーツからスタンダードまで豊富。「ECOWING S」、「ECOWING ES01」など低燃費タイヤもそのひとつです。「ECOWING S」においては転がり抵抗係数「AAA」を実現しています。
豊富なラインアップ
今回注目したのはスタッドレスタイヤです。2014年発売の「WINTERCRAFT ice Wi61」です。この製品は2015年日本グッドデザイン賞を受賞し注目も高い。
WINTERCRAFT ice Wi61
トレッドはこんな感じ
トレッドは左右非対称パターンを採用しています。INでは排水・排雪性能を強化、OUTは接地面積が広く剛性を高めたブロック設計を採用し、氷雪路やドライ・ウェットでの安定性能を謳います。
アイス性能技術は「3Dサイプ」「アラミドファインファイバー」「スポイト型サイプ」の3つを搭載、効きへの可能性を高めます。実物は穴があくほどジックリ見た。
最後に触れておきましょう。しつこいので写真を一枚撮ってやったけれど、こいつはイメージキャラクター「ロロ」という。他にペンギンのような「トロ」、更には「プロトロ」もいる。
「ロロ」は女性かな
そんなでクムホはスタッドレス「WINTERCRAFT ice Wi61」へ傾向した訳ですが、技術進歩は中々の勢いを感じています。ただグローバル商品であり国内専用とは異なる追求には距離を置いた見方をしています。